設備と電源

キッチンカーの決済端末の選び方|手数料、通信、電源

PR本ページはプロモーション(広告)を含みます。紹介する商品の選び方と比べる観点は、編集方針と評価基準に書いています。

開業を考えている人
イベントにも出店するので、キャッシュレス決済に対応したいです。キッチンカーで使うなら、どの決済端末を選べばいいですか?
編集部
手数料と端末代に加えて、外でネットにつながるか、電源をどうするかを確かめます。公式サイトで確かめられた範囲で比べてみます。

キッチンカーの決済端末は、手数料、端末代、入金のサイクルで候補を絞り、そのうえで屋外での通信と電源を確かめて選びます。

  • 端末代を抑える:Airペイのカードリーダーは無償貸与(iPadかiPhoneが必要)、Square リーダー(第2世代)は4,980円(税込)
  • 画面を持つ専用の端末を使いたい:Square ターミナル(39,980円、税込)は自前の画面を持つ端末。ただし、ネットへはWi-Fiかイーサネットでつなぐので、キッチンカーではWi-Fiを用意する必要がある
  • 端末だけでモバイル回線につなぎたい:楽天ペイ ターミナル(38,280円、税込)は、モバイル通信(4G LTE)とWi-Fiの両方でつなげると楽天ペイが案内している
  • 交通系ICで払う客が多い:STORES 決済は2026年8月3日に交通系ICの手数料を1.98%から3.24%に上げた。Airペイの交通系ICも3.24%(税込)、楽天ペイは2.95%(税別)

屋外で画面が見やすいかは、どのサービスの公式情報でも確認できませんでした。 この記事の料金と仕様は、各社の公式サイトで2026年10月13日に確認したものです。 端末は編集部が使って比べたものではありません。

手数料、端末代、入金の比較

決済端末の端末代、決済手数料、入金サイクル
サービス端末代月額決済手数料入金出典
Square
  • Square リーダー(第2世代): 4,980円(税込)
  • Square ターミナル: 39,980円(税込)
  • Square ハンディ: 44,980円(税込)
  • Square レジスター: 99,980円(税込)
フリープランは0円
  • 対面(主要ブランド、年間のキャッシュレス決済額3,000万円未満): 2.5%〜
  • 対面(上記以外): 3.25%〜
  • オンライン: 3.6%
  • 非対面: 3.75%
みずほ銀行と三井住友銀行は翌営業日、ほかの銀行は週1回。振込手数料はSquareが負担[1][2]
Airペイ
  • カードリーダー: 0円0円スタートプログラムで無償貸与。iPadかiPhoneは自分で用意し、電源アダプタは付属しない
0円
  • クレジットカード、電子マネー: 3.24%(非課税。楽天Edyのみ税込)ディスカウントプログラムを使うと主要ブランドは2.48%
  • 交通系IC: 3.24%(税込)
  • QR(PayPayなど): 3.24%(税込)
  • COIN+: 1.08%(税込)
月3〜6回。振込手数料は0円[3]
STORES 決済
  • 決済端末: 27,720円(税込)スタンダード(年間契約)は1台目を無償で貸し出す
フリー0円、スタンダード3,300円(年間契約)、3,960円(月契約)。いずれも税込
  • フリー: Visa、Mastercard、JCBなど: 2.48%〜
  • スタンダード: Visa、Mastercard: 1.98%〜
  • スタンダード: JCB、American Expressなど: 2.38%〜
  • 交通系IC、iD、QUICPay、QR: 3.24%交通系ICは2026年8月3日に1.98%から引き上げ
自動入金は月末締めの翌月20日で無料。手動入金は振込を依頼してから1〜2営業日で、売上合計が10万円未満だと200円[4][5]
楽天ペイ(実店舗決済)
  • Rakuten Card & NFC Reader Elan: 19,800円(税の表記なし)楽天市場の公式ショップ、送料無料
  • NFC Reader Piu: 4,980円(税の表記なし)同上
  • 楽天ペイ ターミナル: 38,280円(税込)税抜34,800円(2023年の発表時)
年会費、入会金なし。中小企業か個人の新規加盟店(年3,000万円以下)向けに、ライトプラン(月額0円)とスタンダードプラン(月額2,200円、2年以上の利用が条件)がある
  • クレジットカード: 3.24%(非課税)
  • QR: 2.95%〜(税別)
  • 電子マネー(楽天Edy、交通系IC、nanaco、WAON): 2.95%〜(税別)
  • 新規加盟店 ライトプラン: カード: 2.48%料率は2024年12月の発表の値
  • 新規加盟店 スタンダードプラン: カード: 2.2%同上
楽天銀行なら毎日入金。ほかの銀行は振込手数料がかかる[6][7][8][9][10]

※税込、税抜は出典のページの表記に従っています。「税の表記なし」は、ページに税込か税抜かが書かれていなかったものです。

※決済手数料の税の扱いは、ページに書かれているものだけを()に添えています。

出典(確認日 2026.10.13)

  1. [1] squareup.com/jp/ja/pricing
  2. [2] squareup.com/jp/ja/hardware/contactless-chip-reader
  3. [3] airregi.jp/payment/
  4. [4] stores.fun/payments/pricing
  5. [5] help.stores.jp/hc/ja/articles/59315842872857
  6. [6] pay.rakuten.co.jp/business/service/
  7. [7] pay.rakuten.co.jp/business/
  8. [8] item.rakuten.co.jp/smartpay/c/0000000101/
  9. [9] payment.rakuten.co.jp/news/2023072700/
  10. [10] payment.rakuten.co.jp/news/2024120200/

Squareの端末代は、料金のページには税込か税抜かの表記がありませんが、Square リーダーの製品ページの端末一覧に「価格はすべて税込」とあります(Square リーダー)。 楽天ペイのカードリーダーは、楽天市場の公式ショップのページに税の表記がありません。

月20万円をカードで受けたときの決済手数料

Visa、Mastercardの対面決済で月に20万円を受けたとして、上の表の料率で手数料を計算すると次のとおりです。 20万円は計算のための仮の金額で、売上の目安ではありません。

サービス、プラン 料率 月の手数料 月額 合計
Square(年間のキャッシュレス決済額3,000万円未満) 2.5% 5,000円 0円 5,000円
Airペイ 3.24% 6,480円 0円 6,480円
Airペイ(ディスカウントプログラムを使う場合) 2.48% 4,960円 0円 4,960円
STORES 決済 フリー 2.48% 4,960円 0円 4,960円
STORES 決済 スタンダード(年間契約) 1.98% 3,960円 3,300円 7,260円
楽天ペイ 3.24% 6,480円 0円 6,480円

Square、STORES 決済の料率は「〜」の付いた下限の値です。 Airペイのディスカウントプログラムは、ブランドごとの審査があり、Visaは直近1年の決済額が2,000万円以下などの条件が付きます(Airペイ)。 楽天ペイには、中小事業者の新規加盟店向けに、月額0円でカードの料率が2.48%になるライトプランと、月額2,200円で2.20%になるスタンダードプラン(2年以上の利用が条件)があります(楽天ペイ、2024年12月の発表)。 どちらも、使える条件を公式サイトで確かめてください。

STORES 決済のフリーとスタンダードは、カードの決済額で得なほうが変わります。 Visa、Mastercardの料率の差は2.48% − 1.98% = 0.5%なので、月額3,300円(年間契約)の元が取れるのは、Visa、Mastercardの決済額が月に3,300円 ÷ 0.5% = 66万円を超えるときです。 月契約(3,960円)なら、境目は月79.2万円になります。 この計算には端末代を入れていません。 フリーと月契約では端末を27,720円(税込)で買い、年間契約では1台目を無償で借りられるので、端末代まで含めると年間契約の境目は66万円より下がります。

交通系ICの手数料

STORES 決済は、2026年8月3日に交通系ICの決済手数料を1.98%から3.24%に引き上げました。 いまは交通系IC、iD、QUICPay、QRコード決済が、どのプランでも3.24%です。 2026年8月より前に書かれた比較記事では、改定前の1.98%のままのことがあるので気をつけてください。

Airペイの交通系ICの手数料も3.24%(税込)です。 楽天ペイは、交通系IC、楽天Edy、nanaco、WAONが2.95%(税別)です(楽天ペイ)。 Squareの料金のページは対面決済の料率を主要カードブランドについて書いており、交通系ICの料率は確認できませんでした。

入金のサイクル

キッチンカーは、仕入れや出店料の支払いが売上の入金より先に来ることがあるので、入金のサイクルも比べておきます。

  • Square:みずほ銀行と三井住友銀行は翌営業日、ほかの銀行は週1回。振込手数料はSquareが負担
  • Airペイ:月3〜6回。振込手数料は0円
  • STORES 決済:手動入金は振込を依頼してから1〜2営業日で入り、売上合計が10万円未満だと200円かかる。自動入金は月末締めの翌月20日で、無料
  • 楽天ペイ:楽天銀行なら毎日。ほかの銀行は振込手数料がかかる

キッチンカーで確かめておくこと

屋外で営業するキッチンカーでは、店舗の決済端末ではあまり気にしない点で困ることがあります。 出店先にWi-Fiがあるとは限らず、コンセントもなく、日なたで画面を見ることもあるからです。

各社の公式ページで、次の3点を確かめました。 見たのは、Squareは端末の製品ページと仕様ページ、Airペイは料金のページとよくある質問(準備するもの、動作環境)、STORES 決済は決済端末2の仕様、楽天ペイは楽天ペイ ターミナルの製品ページと発表時のスペックです。 書かれていなかった項目は「記載なし」としています。

端末 ネットへのつなぎ方 電源 屋外での画面の見やすさ
Square リーダー(第2世代) スマホやタブレットとBluetoothでつなぐ。決済の処理にはインターネット接続が要り、Wi-Fi、ホットスポット、モバイルデータ通信を使える バッテリー内蔵。フル充電で丸一日使えると案内 つなぐスマホやタブレットによる
Square ターミナル Wi-Fi(セキュリティで保護されたネットワークが必要)、イーサネット(別売の専用ハブが必要)。モバイル回線やSIMは記載なし バッテリーで使え、電源につないでも使える。消費電力とバッテリー容量は記載なし 画面は139.7mm。明るさは記載なし
Airペイ iPadかiPhoneが必要(Androidは非対応)。決済はWi-Fiでも携帯電話回線(4G、LTE、5G)でも使え、iPhoneならモバイルデータ通信を使える。フリーWi-Fiは使わないよう案内。カードリーダーのソフトウェアの更新にはWi-Fiが要り、テザリングではできない カードリーダーのUSB電源アダプタは付属しない(Type-Aのアダプタを自分で用意する) つなぐiPadやiPhoneによる
STORES 決済(決済端末2) 端末だけで決済するときはWi-Fi、スマホやタブレットとつなぐときはBluetooth。SIMカードでは通信できない。初期設定とソフトウェアの更新にはWi-Fiが要る リチウムイオン電池。USB-Cで充電(推奨5V、2A)。容量は記載なし 4インチのカラー画面。明るさは記載なし
楽天ペイ ターミナル モバイル通信(4G LTE)とWi-Fi。楽天ペイの加盟店向けSIMは月額0円(今後有料化の予定と案内) リチウム電池。USB Type-Cで充電。容量は記載なし 記載なし

通信:端末のSIMか、スマホのテザリングか

上の表の端末のうち、端末だけでモバイル回線につながると公式ページに書かれているのは楽天ペイ ターミナルだけでした。 楽天ペイは、モバイル通信なら屋外でも決済でき、イベントでも使えると案内しています。 STORES 決済の決済端末2は、SIMカードでは通信できず、Wi-Fiを使うよう案内しています。 Square リーダーは、つないだスマホやタブレットのモバイルデータ通信を使えると案内しています。 Airペイは、iPhoneならモバイルデータ通信で決済できますが、カードリーダーのソフトウェアの更新にはWi-Fiが要ります。 Square ターミナルはWi-Fiかイーサネットでつなぐので、出店先にWi-Fiがなければ、スマホのテザリングかモバイルWi-Fiルーターで用意することになります(テザリングで使えるかの記載は、仕様ページにはありません)。

どの方法でも、出店先で携帯電話の電波が届くかに左右されます。 通信できないときに備えて、現金でも受けられるようにしておきます。

電源:営業中に充電できるか

決済端末とスマホは、営業中にバッテリーが切れると決済を受けられなくなります。 Square ターミナル、STORES 決済の決済端末2、楽天ペイ ターミナルは、どれもバッテリーの容量が公式の仕様に書かれておらず、iPadも消費電力(W)は公表されていません。 キッチンカーの電源で充電するなら、ポータブル電源や発電機の容量に、充電の分も見込んでおきます。 電源の選び方は「キッチンカーの電源の選び方」にまとめています。

画面:屋外で見えるか

屋外の明るい場所で画面が見やすいかは、公式情報では確認できませんでした。 Square ターミナル(139.7mm)とSTORES 決済の決済端末2(4インチ)は画面の大きさだけが書かれていて、明るさは書かれていません。 スマホやタブレットとつなぐ端末なら、手持ちの機器の画面の明るさで決まります。 買う前に実物を見られる機会があれば、明るい場所で画面を確かめてください。

Squareの公式サイト

Squareは、カードリーダーを4,980円(税込)で買えば、手持ちのスマホやタブレットで決済を受けられます。 月額0円のフリープランがあり、みずほ銀行と三井住友銀行なら売上が翌営業日に入金されます。

Square

Square リーダー(第2世代)は4,980円、Square ターミナルは39,980円(いずれも税込)。対面決済の手数料は、年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満で主要ブランドなら2.5%〜です。

Squareの公式サイトを見る

ほかのサービスの料金は、上の表の出典から各社の公式サイトで確かめられます。 設備全体の一覧は「キッチンカーの設備と機材の選び方」にあります。

よくある質問

キッチンカーの決済端末は、インターネットにつながっていないと使えませんか?
Square リーダーは、決済を処理するにはインターネットへの接続が要ると公式サイトに書いています。つなぎ方はWi-Fi、ホットスポット、モバイルデータ通信を挙げています。ほかの端末も、回線の条件をそれぞれの公式サイトで確かめてください。
STORES 決済の交通系ICの手数料はいくらですか?
2026年10月13日の確認時点で3.24%です。2026年8月3日に1.98%から引き上げられました。それより前に書かれた記事では1.98%のままになっていることがあります。
端末代0円で始められる決済サービスはありますか?
Airペイは、0円スタートプログラムでカードリーダーを無償で貸し出しています。ただし、iPadかiPhoneを自分で用意する必要があり、カードリーダーの電源アダプタは付属しません。STORES 決済は、スタンダードプラン(年間契約、月3,300円、税込)なら1台目の端末を無償で貸し出します。

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